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ありがとうございます。
とまつ衣裳店の戸松です。
婚礼衣裳の打掛という着物は
中に掛下という着物を着て
その上に羽織ります。
その掛下の胸元に
筥迫(はこせこ)と懐剣(かいけん)
というものを挿しています。
上の写真の向って左の胸元の白い箱
が筥迫。
右の帯に挿しているのが懐剣です。
筥迫は武家の時代の化粧ポーチ
のようなもの。
懐剣は護身用の短剣でした。
それが現在も打掛を着るときに
装飾品として使われています。
こんな歴史的な背景を覚えつつ、
現在ではポイントとなる
アクセサリーだと思ってください。
本日は筥迫と懐剣をいくつかご紹介します。
まず、こちらはオーソドックスに
白いものを使用しています。
とても清楚な雰囲気を演出してくれます。
こちらは赤い掛下に古典柄の筥迫と懐剣を
合わせています。
打掛と掛下それぞれの個性的な色に中で
良いアクセントのなっています。
こちらはグリーンの地色に花の刺繍。
打掛の松の色と非常に良いバランスに
なって綺麗です。
こちらはピンクの筥迫と懐剣。
打掛の桜の柄の色を拾って
センスアップしています。
筥迫と懐剣もいろいろご覧になりたい方、
お気軽にスタッフまでお尋ねください。
それではまた。