いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。
早速ですが、前回「打掛 唐織」のご紹介をさせていただきましたが、
今回は「本手描友禅」の打掛をご紹介いたします。
京都本手描友禅作家秋山章様の打掛です。
最高級の打掛ができあがるまでの工程をご紹介いたします。
京都本手描友禅は徹底した分業制度です。秋山様が描いた図案や意匠は、
それぞれ熟練の職人さんによる25もの工程を経て完成します。
友禅一筋30年以上といった一流の職人さん達で作製しています。
日本では、絹は神様からいただいた布とされ
儀式の衣裳にふさわしい、駒塩瀬羽二重という
最高級の白生地が使用されます。
青花の下絵を写す
青花と呼ばれる露草の花を搾った汁で下絵の図柄を線描きする
図柄の勢いを生かすことが大切。
糸目糊を置く
青花で描いた下絵の線に糊を置いていく
指先で線の太さを調節する熟練の技が必要。
挿し友禅 図案に色をのせていく
ぼかしの染めなど刷毛使いが重要で
友禅の工程の中でも花形といえる作業です。
金彩工芸 金箔や金粉をのせて接着
その豪華さと格式、気品は秋山作品ならでは
この作業に1年を費やすこともあります。
貝螺鈿 柔らかな絹の生地に螺鈿を張り込む技法は独自のもの
職人の高度な技術が光る作業です。
あとは、製作中の途中で生じた汚れやシミなどを落とす。さまざまな道具や薬品を使い分け、
完璧に仕上げ職人芸が光ります。
さまざま工程をへて、打掛ができあがります。日本の民族衣装の和装は奥が深いですね。
皆様も打掛をお召しになって下さい。そして、作り手の思いを感じでみてはいかがでしょうか。
私たちスタッフも、伝統の和装をしっかりと伝えていきたいと思います。
さて、当店の「本手描き友禅」をご紹介いたします(*^_^*)
金の熨斗目柄、花車に季節の花、鶴の柄が古典的で素敵です!
他にも、赤、黒、青、金とお色がございます。日本の伝統工芸品にふれてみて下さい。
皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
Bridal Fashion TOMATSU 若杉